実は英語 ではな~~~~~~~~~~~~~~~~~い

モダンリビングという言いかたは実は英語ではない。その名も〈モダンリビング〉という
雑誌の基本を作りあげ、優れた建築家たちと組んで現代住居を正面から考えることに専念し
た初代名編集長・渡辺曙氏の命名である。

一九五○年代の〈モダンリビング〉のバックナンバーを見ていると、渡辺曙さんと当時の
新進気鋭の建築家(池辺陽、清家清、河合正一、広瀬鎌二さたちが目をキラキラさせなが
ら日本の新しい住宅如何にあるべきかを論じている様が目に見えるような気がする。(実を
言えば、ぼくも学生時代に池辺先生や、広瀬先生の元でアルバイトをしたことがあり、版元
である婦人画報社でも色々アルバイトをしていて、諸先生方の編集ぶりはチョッピリ知って
はいるのだ。お恥ずかしながら初期のイラストのいくつかはぼくが描いています)。
いや、話がそれた。

そんな熱っぽい一九五○年代という時に、日本の住宅は如何にあるべきかlと考えられ
ていたか。その辺りの雰囲気も初期の〈モダンリピング〉を見ていると浮かびあがってくる。
リーダー池辺陽先生を始めとして、まず日本人全員がアメリカの方を向いていた。
戦争に負けて、昨日までの日本的精神主義は間違いでアメリカ的合理主義こそ正しい、と
習った直後の頃である。
〃封建遺制“である日本的なるもの1瓦屋根、畳、床の間、玄関、土壁、障子、縁側、
床座等庵l今でいえばそれこそ和風、日本的なるものとして賛美されるすべてが、使って
はならないものと否定されていた時期である。